耳肥ゆる読書の秋 ..
今夜はシルバがお休みなので銀の花が記事を書きま~す、って一人ふた役でお送りしていますけど、なにか ..
今日は仕事が休みなので読書をしながらず~っと曲の検索をしていました。それで見つけたのがこちらの曲、81年マイク・マイニエリからの1曲です。
札幌から支笏湖にぬける近道に駒岡コースという道路があります。原始林に近いような森をぬうように走る滑らかに舗装された道路。急カーブ、下りカーブが多く交通量が少ないのが特徴です。この道を20代の最後の頃、一時通勤に使っていました。
わずか15分にも満たないこのコースを毎日どう攻めるかがあたしの課題であり、最大のストレス発散法でした。
走り慣れた道なのでカーブの場所やキツさ、侵入角度や侵入限界スピードなどはだいたい頭に入っていました。秋になると紅葉した木々のグラデーションが森を燃え上がらせていました。
赤や黄色の枯葉で作られたトンネルのような道を高速で駆けぬける時、いつもこの曲をフルボリュームで流していました。
朝は背景が青空のスカイブルーだったり、曇りのグレイだったりで、夜はヘッドライトの中で凝縮された紅葉カラーが高速で後方に流されていきました。時々ライトの先をキタキツネが横断することもありました。
限界を超えたスピードで急カーブに侵入して後輪が流され、女の悲鳴のような音を立てることもありました。(笑)
スピードの出し過ぎによる極度の緊張と劇的な刺激と圧倒的な疾走感。たとえ疑似であっても一瞬研ぎ澄まされたかのような独特の感覚と陶酔感 ..
一般公道に出て車を停車させた途端、一気に心拍数が上がってこめかみに冷たい血液が流れるような、脇の下をすっとひとすじ汗が流れるような、夢から覚めたようにストップモーションのインポーズがとけて周りがギクシャク動き出すようなざわついた感覚 ..
うっ、懐かしすぎるこの曲を久々に聴いていろいろな感覚をリアルに思い出しました。それにしても若さって無謀ですよね。(笑)
この曲のメイン楽器はヴァイブラフォンといいます。いわゆる鉄琴という奴です。ちなみに木琴はマリンバと呼ばれています。ヴァイブラフォンの第一人者であるマイク・マイニエリは片手に2本ずつマレット(棒)を持ち一度に4個の音を出して演奏しています。普段はあまり耳にしない楽器だと思います。
出だしのソプラノサックスは今は亡きマイケル・ブレッカーです。この曲が素敵なのはマーカス・ミラー(b)とピーター・アースキン(dr)のリズム・セッションが高速なのに超・正確なことと、渡辺香津美さんのアコスティックギターがマイニエリのヴァイブラフォンに暖かく寄り添っているところです。
そしてなによりもマイニエリの弾き出す音色が金属音なのにもかかわらず泣きたくなるほどクールで優しい音のせいで胸の奥がギュッと痛くなることが素敵なところだとあたしは思います。って超・個人的な趣味の話で申し訳ない。(笑)
それでふっと思ったんだけどこのベース、もしかしたらトニー・レビンかもしれない。よく聴いたら断然その気がしてきました。ご存じの方いましたら教えてくんしゃい。
話変わりますが、龍さんの本の続きです。
躰の中心にある柔らかく傷つきやすいものを守るには盾(シールド)を持つことなんだそうです。どんな盾を持つかは個人の問題で、あたしの持っている盾の中のひとつには間違いなく音楽が入っているということでしょうか ..詳しいことは本の中に書いてありましたが要約するのは非情に難しいので興味のある方は図書館へどうぞ。(笑)
今夜はこのへんで。
チャオ !!
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