2009年11月17日 (火)

ツーショット・チャット vol.5 (最終話完結)

 チェックアウトを1時間延長して佐和子はまどろみの中にいた。夜を充分に楽しんだあとの心地のよい疲労感が全身を包んでいた。スポーツのあとの疲労感と決定的に違うところは、スポーツは筋肉に、性愛は骨の1本1本に疲労が甘く残るところだろうか、と佐和子は思った。

 わずかな警戒心を示しながらもあの子は部屋までついてきた。33になったばかりだという。チャットのお誘いメッセージは30代の方とあったのに一回り以上もオーバーしていて申し訳ないといった佐和子に気にしないでと微笑んだ。ちょうど仕事に油が乗ってくる年代。この先女一人生き抜いてやるぞというサバイバルな精神力と自信と気負いが見事に混在する笑みだった。それがなんとも微笑ましい。なのにベッドの中でいたいげな子猫に変貌するさまは何処か若い頃の優美を思わせた。

 優美はそこから7年かけてキャリアアップを果たし、海外赴任という成果と結果にたどり着いた。つき合いだした頃、佐和子は既に40になろうとしていたが、仕事は中途半端なキャリアのまま折れ線グラフの頂点を極め、ゆるく下降線をたどり始めていた。個人的にはレズビアン、社会的には未婚の四十路女。日本社会の中ではいまだ男尊女卑の傾向は根強い。仕事が出来る中年女より正規社員を雇えない体力のない会社の中で意味不明な日本語を操る頭が軽い若い女子パートの方が重宝がられるのがご時世というものだった。

 佐和子はあるレズビアンのブログの中で「40~50代のレズビアンで幸福なロールモデルを見たことがない」という記事を思い出していた。悠々自適イコール幸福は別問題にしても、その年代でシングルで快適に暮らすには難しい世の中なのだと思う。それはレズビアンに限ったことではないと思った。 

 優美のように30代でキャリアアップして結果を出せるシングルがいまの日本にどのくらいいるのだろう。雑誌を飾るようなミセスではない素敵な40代になって更に佐和子の年令にまで来る間にいったいどのくらいの女性達が未婚のまま悠々自適な暮らしを築き、維持出来るのだろう。きっとほんの一握りの人間だろう。看護士、技術者、研究者、教師、公務員、エトセトラ。

 ベッドの中で何を思ったのか、あなたは神様の存在を信じるかと聞かれた。不意をつかれながらも考えてみると優美とネットで知り合った頃、その偶然の重なりが必然に思えて確かに神は何処かにいたようだ。だがそのあとの幸福さや不幸せな出来事に神様は介入してはいないだろう。まして優美と別れたあとで一度でも奇跡は起こったか。

〈変化も奇跡もない毎日が続くと人は神様の存在を信じられなくなる〉

 そこまで考えて、佐和子はふっと自分の愚かさや過ち、指の隙間から砂を零すように逃してしまった恋愛や人生を世の中や同性愛のせいにして、そのことを言い訳にしていないかと自分に問った。

 心が折れそうになった時、実際何度か折れた時、レズビアンであることを逃げ道にしたことは過去に何度もあった。佐和子は素直にそう思った。けれど田舎に帰ることはけして逃げたわけではない、自らの決断だった。

 実家に残っている自分の部屋に置いてきたたくさんのレコードと音楽のことを思い出した。レコードラックにはジョニのアルバムもあったはずだ。この画集に収められたたくさんの絵はレコードジャケットに使用されたものがほとんどだった。ならこの画集は私には必要がない、と佐和子は思った。

 息を切らして札幌駅に着くと優美は懐かしい喫茶店に入っていった。年老いた両親を気遣って佐和子は盆と正月には必ず帰省を遂げていた。優美はそれが淋しくていつも駅まで送り迎えをしていた。列車が発車するまでの間、よくこの喫茶店で二人で時間をつぶしたものだった。改札口での別れは苦手なので改札が見えるこの場所で佐和子を見送ったものだった。帰りの列車を待つ間も独りでこの席から溢れてくる人の姿を眺めていた。ここなら絶対に佐和子を見失うことがない。優美は画集を握りしめ、必死な思いでガラス越しに改札を見つめていた。幸運な偶然が続こうが続くまいが神様はそこにいる。神という言葉が気に合わないのなら天使でもいい、宇宙の意志といいかえてもいいのだけれど、と自分に言い聞かせながら ..

 喫茶店のBGMにジョニの曲が流れていた。歌詞はこんな風 ..

  Good Friends (意訳&異訳 ば~いシルバ つっこみはナシよ)

  あなたに会わなきゃ 少なくても一年に一度や二度はね
  私にとってそれが最適かな 何処かのダウンタウンの雰囲気より
  ダンスホールとかギャラリー  
  あるいは ネットで馬券を買って楽しんだりね
  魔法のように気が合うの 女友達 あなた そして私

  太陽はジャージーで沈み リトルイタリーの向こうで昇る
  私たちはそれを面白おかしく話すことが出来る
  なんブロックも歩くきながら
  オールナイトの動物園をグルグル回りながら
  互いの物語を交換し会う
  そんな景色が走馬燈のように頭に浮かんでくる
  魔法のように気が合った 女友達 あなた そして私

  純粋な心でない 鋼の神経でない
  私達が行えることを責めは出来ないし
  責める気もないわ

  けど いま その関係は盾と矛 細心の注意を払い分析する
  私達の違いは細かな粒子 互いの瞳の奥に山がある
  あなたはあまりのぞき込まないでといい
  私は純な気持ちなのという
  魔法のように気が合った 女友達 あなた そして私

  純粋な心でない 鋼の神経でない
  私達が行えることを責めは出来ないし
  責める気もないわ

  時々 あなたは変化に襲われる
  揺れる船の上で起こる事故みたいにね
  あなたへの注文にも混乱が起こる 
  防ぐことができないとわかっているでしょ
  すぐ近くにある問題かもしれない 
  こちら側に美があるかもしれないよ
  魔法のように気が合うの 女友達 あなた そして私

  純粋な心でない 鋼の神経でない
  私達が行えることを責めは出来ないし
  責める気もないわ

  純粋な心でない 鋼の神経でない
  私達が行えることを責めは出来ないし
  抑えることも出来ないわ

  女友達 あなた そして私
  女友達 あなた そして私

  《終》

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2009年11月13日 (金)

ツーショット・チャット vol.4

 今にも雪が落ちてきそうな空だった。それでもパリの寒空に比べたら、札幌はなんて潔い寒さなのだと優美は思った。ちょうど1年前、当時勤めていた会社の異例の抜擢でパリに飛んだ優美だったが、その時点で会社は1度目の不渡りを出していた。優美の海外赴任は倒産なんてとんでもないという融資銀行へのダミーゼスチャーだった。沈みかけた船に生け贄のように乗り込んだ優美。パリに着いた途端、本社は2度目の不渡りを出して実質上倒産を果たした。安宿に宿泊しながら3週間かけてパリ支社の残務整理に追われ、気がつくとわずかばかりの退職金と帰りの飛行機代だけが手元に残った唯一のものだった。

 骨の内側から少しずつ噛み砕くような陰湿なパリの寒さではなく、ここが陽気なカリフォルニアあたりならそのまま数ヶ月の滞在もありだったろうが、精も根も尽き果てた優美には無理な話だった。幸運なことに航空会社のミスでエコノミーからビジネスクラスに乗り込むことが出来た帰りの飛行機の中で今の会社の社長にひろわれたのだ。

 〈幸運な偶然がいくつか重なるとそれは必然に思えてくる。すると人は神様の存在を信じたくなる〉

 小さな輸入貿易の会社だが手堅い商売を営んでいた。駅前の雑居ビルの事務所には経理兼事務員が一人陰気な表情でデスクトップに向かっていた。優美の仕事は海外へ買いつけに行く留守がちな社長に代わって市内の輸入雑貨店などへ打ち合わせや営業を行うことだった。

 この1年優美はがむしゃらに働いた。もちろん生活もかかっていた。40を過ぎてからの畑違いの転職はかなり厳しいものだった。それ以上に優美には仕事に没頭することで気をまぎらわせたいことがあった。かつて7年もの時間を共に過ごした恋人佐和子のことだった。

 海外赴任が決まった時、有頂天になった反面、自分の能力に100%の自信が持てなかった優美。だから佐和子のことは置いていこうと自分で決めた。赴任先で最低限の基礎を築いたら佐和子を呼ぶつもりでいた。忙しさにかまけてきちんとした会話が持てずに話は奇妙な方向へとこじれ別れ話に発展した。

 帰国後も、佐和子に連絡を取る勇気が持てずにいた。慌ただしく部屋を借り、毎日仕事に馴染んでいくのが精一杯の日々だった。

 徹夜明けの頭の芯が少し熱帯びた感覚で雑居ビルの廊下を歩く。廊下の先に優美の会社があった。新しくオープンした雑貨店の商品の搬入が業者のせいで大幅に遅れ、間に合わない商品を他店からかき集め奔走したあと、夜通してディスプレーを手伝ってそのまま出社する形になった。

 留守をあずかる事務員の湿った声が廊下にまで響き渡っていた。彼女は暇さえあれば誰かにクレームを入れている。きっと何処かが病んでいるのだろう。顔を合わせる時間が短いので気にはならないがあまり好きなタイプではない。

 事務所に入ると見知らぬ若い女性が何度も頭を下げている場面に出くわした。親不孝な我が子を嘆き、安月給の夫を嘆く、そんなことばかりいつもぶつぶつ呟いている事務員が優美の顔を見ないでお早うございますといった。

 搬入ミスを起こした業者の担当者と思われる女性がゆっくりとこちらを振り向いた。ゆるくカールしたセミロングの髪が小顔の中で柔らかく揺れている。ブラインドから差し込む朝日をあびた彼女の姿は何処か神々しく、一瞬背中に半透明な羽が見えた気がした。彼女にはかつて優美が持っていた若さやしなやかさがあった。その上なにやら表情に物憂げで妙な色気を漂わせていた。明らかに朝帰り。それも濃厚な夜を過ごしてきましたといわんばかりのコケティッシュな雰囲気を身にまとっていた。お相手はよほどの殿方かさむなくば同性愛者に違いない。

 無抵抗な者に対してねちねちと苦言の続きを味わおうとする事務員を制して優美はパーテンションで仕切られた自分のディスクまで彼女を案内した。

 優美の机の背後にかけてある壁の絵を見て彼女があっ、と声を上げた。それからショルダーバッグを開けると1冊の画集を取り出して優美に向かって表紙が見えるように差し出した。あっ、今度は優美が声を上げる番だった。ジョニ・ミッチェルの蒼い絵がそこにはあった。

 優美の頭が混乱する。この画集を持っている人は極めて少ない。彼女が何故これを。手にとって中を開くと最初の頁の空白スペースに見覚えのある落書きが見えた。佐和子とジョニの歌詞を訳していたずらに記したものだった。次の頁にも次の頁にも懐かしい佐和子の文字が踊っていた。

 (この画集の持ち主は今日のお昼の列車で故郷に帰るといっていたよ。この絵と同じ色の海が見える街だといっていたよ)

 彼女が声に出していったのか、頭の中に直接響いた声だったのか、優美にはどうでもよいことだった。知床行きの列車なら充分に知っている。発車時刻までもう間もない。

 優美は画集を握りしめて札幌駅に向かってかけだした。ここからならまだ間に合うかも知れない。事務所を出る時、一度振り向きざまに彼女の方を見るとやっぱり背中に羽が見えたような気がした。画集の最初の頁に記してあったのはジョニの76年、Hejiraという曲の歌詞だった。曲中のベースの音はまるでジョニの歌声を優しく抱きしめるようだと佐和子がいっていた。ベーシストの名はジャコ・パストリアスといった。歌詞はこんな風 ..

  Hejira (意訳&異訳 ば~いシルバ つっこみはナシよ)

  私は時々列車で旅をしている
  私は時々カフェに座っている
  ささいな戦いから逃れて
  それは胸が痛くなる愛から心を閉ざすこと
  それは居心地がよくも憂鬱
  言葉にしなくても心が通じる時は
  お天気がよいのと同じくらい自然
  今日みたいな気まぐれな空では
  互いに思い合う気持ちを表すことが出来ない
  そこで今、私は自分に戻っている
  互いに思い合えたらいいね
  世界のこの瞬間にも
  レース糸のような雪の飾り付けられた
  ダンスホールで女の子とワルツを踊る

  あなたはそれが決して簡単でなかったと
  いうことを知っている
  あたたがやってもやらなくても旅は続く
  それかストレートな生き方もある
  岩の上に男性と女性が座っているけど
  彼らは凍りついてしまいそう
  耳を澄ましてみて
  ベニー・グッドマンの人生や音
  雪と松の森の木'を走るぬける
  旅から旅へ それは心に染みる
  でもあなたは知っているでしょ
  私が自己満足だということを
  自分の骨を震わせて
  なんとかわずかな人の心に触れ
  それでも誰も私にすべてを見せてくれない
  みんながやってきて けど私は知らない
  鉗子と石の間で各自とても深くとても浅い

  私は花崗岩の上に目印を見たわ
  そして私は私自身を見た
  チャーリー・パーカーは私の中で生きている
  協会でろうそくを灯し 涙のように鑞が落ちる
  私は希望と絶望の30年間を目撃した
  私達は変わりゆくものの欠片
  太陽を回る軌道
  私に何がわかるというの
  いつも誰かと結ばれる時
  ホテルの部屋の窓から
  モダンな銀行の鏡の中で
  冬の煙突になびく白い旗のような煙
  月に降参の手を振っている

  私は時々列車で旅をしている
  私は時々カフェに座っている
  ささいな戦いから逃れて
  愛が私に戻るまで ..

  《終》

  ショート・ストーリー 次回、最終話です !!

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2009年11月 8日 (日)

ツーショット・チャット vol.3

 タイムカードを押して会社を出るとバッグの中で携帯が鳴った。タイミングがよかったのでとっさに出ると聞き覚えのない女の声だった。女は昨日のことは覚えているかといった。昨日のどのことだと頭をめぐらしたが何も浮かんでこない。きっと酔ってまたやらかしたんだろう。

 チャットをしながらお酒を飲んで時々記憶が飛んでしまうことがある。記憶が飛ぶほど酔っていて、不用心に携帯番号を教えてしまう癖があたしにはあるのだ。

 朝目覚めて携帯に見知らぬ着信履歴が残っていたり、こうして身に覚えのない女から連絡を受けることがある。始めのうちは記憶をなくすという行為自体が面白かったけれど、そのうちあまりゾッとしない出来事がいくつか続いてこれはやっかいだと気づき、最近では自粛していた、つもりだった。

 (これでも勇気を振りしぼってかけてるんだけど)携帯の向こうで女が苦笑いをした。(ジャコ・パストリアスといったら思い出してくれるかしら)ジャコ・パストリアスという単語の韻音。ティ-ン・タウン、ウェザー・リポート、ウェイン・ショーター、撲殺。最後に昨夜のチャットの内容がほんの少しだけ思い出された。

 これから外食をするのだが独りじゃ淋しいから一緒にどうかという。あたしは警戒しながらも受け答えをする。チャットの中でマズいことを口にしてはいなかったかと記憶をたぐり寄せる。女が何処か病んではいなかったかとチャットの文字を記憶の中で反芻させる。

 ホテルの17階にあるディナーハウスは夕暮れ時だというのに人はまばらだった。出張で地方から出てきたサラリーマン風の男達が数人と明らかに不倫と思われる中年のカップルが一組、申し訳程度に席を埋めていた。

 予想以上に女は美しく少しだけ老けていた。もっとも学生の頃のアイドルがジョニ・ミッチェルならば40代も半ばだろうか。若い頃はさぞもてたであろうと思われるレズビアン特有の淫蕩の名残が細面の横顔からうかがえた。あたしはジョニのレディース・マンという曲を思い出していた。そのことを告げるとジョニの中でも好きな曲だといって微かに微笑んだ。

 何故そんなに若いのにジョニのことを知っているのかと聞かれ、初めてつき合った10才年上の彼女だった人がジョニのファンだったとあたしは答えた。2002年に一度引退したジョニが何故カムバックしたと思うかと尋ねると、(きっと何処かで未来に一筋の光りを見出したんだと思う、そのことがアルバムの中に書かれている)一瞬遠くを見つめながらいった。

 今夜がこの街の最後の夜だと女がいった。明日の列車でオホーツクが見える故郷に帰るらしい。食事が終わったあとでこのホテルに部屋をとっているが寄っていかないかと誘われた。見せたいものもあるという。レズビアンが二人で密室に籠もれば情事は避けられないとわかってはいたけど、あたしは断らなかった。
 
 エレベーターの箱の中でむさぼり合うようにキスをする。すべてが終わったあとで女はキャリーバックから一冊の画集を出して見せてくれた。それはジョニ・ミッチェルの画集だった。71年のアルバムのジャケットにもなった蒼い絵が表紙を飾っていた。それからあたし達はひとしきり愛し合い、野良猫が身を寄せ合うようにおでこをくつけて眠った。

 翌朝、身支度をしていると女がベッドから手招きをしてあたしを抱き寄せた。一晩中素敵な声を聞かせてくれたからこれはあなたにあげる、といってジョニの画集を手渡たされた。

 何度も断ったが女は背中を向け、ほっそりした腕だけ出してバイバイをしている。仕方がないのでそのまま会社に向かった。ホテルを出てもジョニのレディース・マンという曲が頭の中をリフレインしていた。歌詞はこんな風 ..

  Ladies' man (意訳&異訳 ば~いシルバ つっこみはナシよ)
 
  そうね 心をかき乱す人の噂を聞いたわ
  それにしても あなたがその天下一品のLadies' man
  ガラガラヘビのように 
  ダイヤモンドを魅了することが出来る
  そうでしょ?Ladies' man
  彼女達はそれを知りながらも囚われてしまう
  あなたがチラッとでも視線を送ると 
  彼女達に逃げるすべはない
  最初にそのことを告げてから 
  あなたは彼女達をとっかえひっかえ
  そうでしょ?Ladies' man

  自制心が強くて 確実に選んでいく
  そうでしょ?Ladies' man
  わたしはあなたに夢中なのに
   あなたはとてもクール
  そうでしょ?Ladies' man
  なぜ あなたは男っぽい仕草をしたりするの
  あなたは少しもわたしを愛さない
  コカインに溺れるように イカれた恋愛ゲーム

  心臓を差し出して誓ってもいいけど 
  嘘じゃないわ トリックでもない
  ねえ?Ladies' man
  とても一途な思い 裏表のない思い
  ねえ?Ladies' man
  あなたは自分の愚かさを学ぶことが出来る人
  自分自身を持て余し 
    性格破綻者のふりをしている
  最初の悪い場面で希望を破壊したから
  そうでしょ?Ladies' man
  そうでしょ?Ladies' man

  《終》

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2009年11月 5日 (木)

ショート・ストーリー 「ツーショット・チャット vol.2」

 この部屋で彼女と積み上げてきたものはいったいなんだったのだろう。引越屋が荷物を運び出したあとの空っぽの空間に佇んで佐和子は途方に暮れていた。優美の海外赴任が決まった途端にギクシャクし始めたふたり。パリに3年は長かろう。私達は決して若くはないと佐和子がいい、だからこそキャリアを上げにいくんじゃないの、といった彼女の顔に少しも寂しさを感じ取ることができなくて佐和子はゾッとした。

 一緒に行こうといわれたら少しは考える余地が佐和子にはあった。今の仕事を手放しても彼女の方が大切だった。異国の地で彼女の支えになっても足手まといにはならない自信があった。しかし、優美ははなから単身赴任と決め込み相談の余地もなかった。

 たいしてまとまった会話もなされないまま、一気に泥沼の様相を呈していった。結局佐和子はあたしのことが信用出来ないんだ、と話はとんでもない方向に向い、一方的に失速した。

 ソファーが置いてあった西側の壁紙の一部に日焼けせずに白っぽく残っている箇所があった。そこには8号サイズで蒼い色彩の絵がかけてあった。ふたりで選んだ絵だった。旅立ちを前に優美はこれどうしようという顔をして、あなたがほとんどお金を出したのだから持っておいきなさいと佐和子がいった。
 
 佐和子の手元には絵についてきた画家の画集が残された。蒼い絵の縮小版が表紙を飾っていた。

 優美がいなくなって1年 ..喫煙者を失った部屋はあまり汚れない。だからいつも壁の空白と向き合うことになる。佐和子はネットで誰かと知り合ってはさよならもいわず関係が消えていくのを見送っていた。

 独りの自分にもそんな生活にももう耐えられなかった。田舎の母が体調をこわしていると重たい父の口から聞いて間もなく、勤めている会社もリーマンショック以来業績ががた落ちで年長の佐和子は肩身が狭くなるのを日々感じて暮らしていた。

 もう潮時かもしれない ..故郷は遠くオホーツクの蒼い海が目に浮かんだ。その蒼は画家が描いた油絵に何処か似ていた。

 それにしても昨夜のチャットルームに待機していたJoni Mitchellというハンドルネームを見た時はドキッとした。そんなハンドルネームは未だかつて見たことがない。海外からアクセスしている優美のトラップかと一瞬疑った。佐和子の胸に甘い痛みが走った。
 
 優美でなければ誰かのレトリックなのかも知れないが手が混みすぎていると佐和子は苦笑した。60年代生まれでもなければジョニを知っている人もいないだろう。ジョニの情報を持たない場所でレトリックを使っても意味がない。

 佐和子は試しにJaco Pastoriusで入室してみた。ジャコはジョニの何番目かの恋人だった。エレキベースに革命を起こしたジャズ界の異端児と生前呼ばれ、最後はホームレスになって撲殺されたジャコ。こんばんは。はじめまして。こちらこそ。よろしくね。

joni  :あなたは死んだんじゃ?
jaco :そうよ あの世からアクセスしている
joni  :それはよかった 待っていたわ
jaco :なぜ今更復帰してアルバムを出したの?
joni  :聴いてくれたの?遺言ってとこかな(笑)
jaco :ええ 昔とちっとも変わってないわね まだ絵は描いているの?
joni  :そうね 今は曲を作るよりも多いかな ..

 結局優美でも誰でもない人物だったが年はかなり若い感じがした。30分くらい話して応答が途切れたが、会話の途中携帯を聞いたらあっさりと教えてくれた。音楽にもかなり精通しているみたいでいつかかけてみようと佐和子は思った。

 キャリアバッグにノートPCとジョニ・ミッチェルの画集を詰め込み佐和子は部屋をあとにした。佐和子と優美はジョニの音楽をよく聴き、愛し合った。歌詞を訳して曲の解釈を語り合いながら秋の夜長をふたりで過ごしたものだった。たとえばこんな風 ..

  Man to Man (意訳&異訳 ば~いシルバ つっこみはナシよ)

  特には望んでいない ちょうど楽しい感覚
  手をつなぐ
  いいえ 手を伸ばすには遠くはないわ
  いいえ、手をつなぐのよ
  わたしはわかろうとし続けている
  明るい日射しの中で
  わたしはどうやって人から人へ移動し続けているの
  わたしの甘い愛を与える 甘い愛を経験すること
  女性から女性へ

  時々 それはとても簡単に起こる
  すべてをのみ込んで あなたは空の喜びに漂う
  時々 悲しみが低空飛行をする
  あなたがそこに立ちすくんでいるのを見る時
  すべてが間違っているかのように感じる
  自分に問いかける うんうん わたしの居場所はここよ
  心を解放しながらケアできる場所
  わたしの甘い愛を与える あなたの甘い愛を経験してみて
  リアルな甘い愛
  女性から女性へ

  わたしはうそをつくのが好きじゃない
  けれど不安な時にはつくことができる
  空気の匂いをかぐ 不安が胸をしめつける
  あなたがそこに立ちすくんでいるのを見た時
  わたしはとても怖かった
  思うんだけど ああ あなたが気にかけてくれたらいいのに
  もちろん自分のことを大切にしたい
  同様にわたし達が本当に自分達のことを
  気にかけるようになったらいいのに
  あなたとわたしの共有性がわたしの力になった
  女性から女性へ 人から人へ 女性から人へ
  ああ わたしは何を求めているのだろう
  女性から女性へ 人から人へ 女性から人へ
  わたしを通り抜けていった多くのビアン達
  女性から女性へ 人から人へ 女性から人へ

  《終》

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2009年11月 1日 (日)

ショート・ストーリー 「ツーショット・チャット vol.1」

 なんだかむしゃくしゃした夜だった。最後にとった一本が客からのクレームだった。それも執拗に粘着質な中年女の声だった。こちらがけして刃向かわないのを知っていてわざと怒らせようと挑発する苦言がジクジクと20分は続いた。平謝りを繰り返すあたしに最後はお宅に言っても仕方ないんだけどねといって更にそこから10分ほど同じ苦情を繰り返したあと何の前触れもなく受話器を叩きけて電話を切った。

 パソコンの画面に残る女の電話番号から履歴を追うと定期的にクレームをあげているのがわかった。クレーマーは一種の病理だと思う。社会や家庭で認められていない人格を損ねた人間がけして言い返さない受話器の向こう側の人間に甘えているのだ。そういう人間は現実では一滴も甘えられない状況下にいて他者に日常的に迫害、攻撃を受けている人が多い。ストレスが許容を越えるとクレーム行為に走る。

 いやな気分を引きずって家に帰ってあたしはガスが止まっていることに気がついた。引き落としのガス代が残高不足で未払いになり振り込み用紙が届いていたが、バッグに入れたままついつい忘れてしまっていた。これからコンビ二に行って支払っても明日にならないとガスの供給は再開されないだろう。

 ガスが止まっているということは ..。あたしはテーブルの上にのったコンビニ袋の中で横たわっているカップ麺と冷えたエビスの缶ビールを恨めしく眺めた。明日はお休みだから久々にユニットバスに湯をはってゆっくり温まり、普段はあまり飲まないビールを、それもちょっと贅沢なビールを飲みながら音楽を聴くという計画と湯気の上がったシーフードヌードルが消えていくのも眺めていた。

 次の瞬間足元からじわっと寒さが昇ってきた。てことはガスストーブも点火しないってこと?あたしは帰り道に寄ったコンビニの明るい照明とレジの前で振り込み用紙が入ったバッグを持ちながらもそれを忘れて脳天気に会計している自分の姿を思い出してため息をついた。

 外は急速に気温を下げて雨が降り始めたようだった。雨だれの音は慰めにも腹の足しにもならなかった。もともと買い置きをしない主義で今夜にいたってはお菓子の欠片もなかった。仕方がないので流しで顔を洗う。ガスがつかないのだから水は当然真水、10秒もしないで手がかじかむ。

 ベッドから毛布を引っ張り出してきて頭からかぶり、テーブルのコンビニ袋をどけてノートPCの電源を入れる。ほっと息づく画面に反して寒さはじわじわとあたしを締めつけてきた。なんてついてない夜なんだ。

 冷凍庫からウォッカを出してきてショットグラスになみなみ注ぐとあたしは一気に喉の奥に流し込んだ。食道から胃の中に燃え上がる道が出来る。ビアンサイトを一巡りして、さらに何杯かつぎたし燃え上がる道に炎を注いだ。空腹にアルコールが染み渡り、あたしは急速に酔っていった。これで体が温まるというものだ。が、しかし。体が温まる反面、心が冷えていくのが道理。

 気がつくとあたしはビアンの出会い系サイトをクリックしていた。ツーショット・チャットと呼ばれるその画面は明らかに不毛だ。誰かと話がしたい、でもノン気の友達では埋まらない。こんな夜はそれが不毛だとわかっていても繋げてしまう。自分のセクシャリティを見知らぬ誰かにあずけて甘えたいのだ。頭の隅に帰り際のクレーマーのことがチラッとよぎる。確かこう思ったのではないか。《そういう人間は現実では一滴も甘えられない状況下にいて他者に日常的に迫害、攻撃を受けている人が多い。ストレスが許容を越えると ..》

 ずらっと縦長にHNが並んでいる。えみ、じゅん、take、ケイ、ゆうた、エトセトラ。待機中、満室、満室、満室、待機中、満室。今夜も皆さんお盛んなようだ。こんばんは。はじめまして。こちらこそ。よろしくね。一通り部屋を出たり入ったりしてああ、もう面倒。

 自分で部屋をひらく。名前-Joni Mitchell 種別-ネコ お誘いメッセージ-30代の方、お話しましょう。H系はごめんなさい。

 いつも種別のところで一瞬迷う。いろいろな意味で迷う。セクシャリティを聞かれているならあたしはレズビアンだ。ベットの中のことを聞かれているならいいたくない。けどここは出会い系なのだから後者を尋ねているのだろう。

 こちらがH系はごめんなさい、と謳っていながらも露骨に下ネタに走ろうとする輩には呆れるが、そんな輩は退室ボタンで撃退する。それから30分くらい、こんばんは、はじめまして、こちらこそ、よろしくねをやっているうちに酔いにまかせて眠ってしまったようだった。

 クシュン!自分のクシャミで目が覚めた。PCを落としてベッドに潜り込む。明日はガス代を払いに行って、帰りに近くの銭湯でゆっくり温まろう .. 

《終》

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2009年10月24日 (土)

ねとらじ North silver station 第4弾 !! お聴きにいらしてくださいませ ..

チーッス !!

 今回のねよらじ North silver station はちょっと難産でした。(笑)番組の中でご紹介したセレンというサイトのURL貼っておきますね。どうぞ、遊びにいってみてください。正式には『SERENDIPITY』といいます。
 http://flow777.fool.jp/welcome-web_en/SERENDIPITY.html

 ではでは、ねとらじ North silver station をお楽しみください。

← ねとらじ ポチッと応援ありがとうです !!

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 ★番宣で-す。季節限定裏サイト 「金の砂浜」 稚拙な読み物ですけど、どうぞ遊びにいらしてくださいませ。Chaos's night Chaos's blue 第3話、アップいたしました。よろしかったらお立ち寄りください。番組ではリスナーさんからのお便り募集しています。リクエストもそえて頂けるとうれしいです。宛先(シルバ用)はこちらまで。また引き続きサブ・ラジオ・DJを募集しております。ラジオ・トークしてみたい方お待ちしています。 

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2009年10月17日 (土)

小春日和と紅葉真っ只中 .. ガチラジ 124

チーッス !!

 今日の札幌は小春日和な一日でした。秋は装いにバリエーションがあるから、お洒落さんにはいい季節ですよね。マフラー、レッグウォーマー、ブーツ、ニット帽 、秋色ジャケット ..秋をまとってドライブに紅葉狩り、美術館めぐりやウィンドーショッピング。ちょっと遠出をして日帰り温泉。いいですな。 North silver station あなたの心にビアン友 ここ数年、お洒落にはあまり縁がないシルバでお送りします。

 冬に向かって日々空気も澄んできました。夜になってキュッと大気が引き締まってきました。それでも14℃あるみたいです。なんとなく雰囲気でストーブつけちゃってましたが、部屋の温度計は27℃って ..道理で暑いはずです。オマケに半袖だし。(笑)

 今年もまたジリジリと灯油の値段が上がってきました。灯油がこんなに値上がらなかった昔は、北国の人は冬、お部屋でガンガンストーブを焚いて薄着で過ごすのが定番でした。あんど、Tシャツにアイスクリームっていうのもありでした。石炭手当(暖房手当)というのもボーナスとは別に、北海道にはありましたしね。ここ数年はそんなこともなくなりました。灯油を節約して厚着しなくちゃ、これからの長い冬、越せませ-ん。(笑)

 それにしても秋ですね。先週手稲まで自動車免許の更新にいって来ました。オマケに違反講習って ..ま、2時間サクッと受けてきましたが。講習中、席が窓際だったこともあり、ずっと手稲山を眺めていました。毎回思うのですが、季候のいいこの季節に生んでくれた両親に感謝です。

 山はいいですね。若い頃はダイビングをやっていたこともあり、断然海派でした。海のふところは何処までも深く、蒼く、また生命力に満ちあふれていました。いつ行っても遊んでくれる友人みたいな感じとでもいいますか。山がいいなんていってる人はお年寄りとまで思っていたんですが。(笑)

 この年になると山を見るとなんだかほっとします。山は揺るぎがありません。赤や黄色に燃えるように染まりながら次第に葉を落とし、枯れ果てて。やがてこごえて凍りつき。なんども吹雪に見舞われて雪に押しつぶされて。それでも春になったら若芽を芽吹かせ、文句もいわず毎年毎年豊かに緑を育みます。四季折々に表情を変えるところは海と違いはないけれど。山は自ら多くを語りません。ただ揺るぎなくそこに大きな存在感を示すのです。

 脚本家、倉本聡さんを始め、時々著名人が山にこもってしまうのは殺伐とした都会から離れてというのもあるでしょうが、何かそこに安定感のある揺るぎない大きな存在感を求めてというのもあるんじゃないかしら、と手稲山を眺めながらふっと思いました。

 おかけしている曲はフォープレイ。ボブ・ジェームス(p)リー・リトナー(g)ネーザン・イースト(b)ハービー・メイスン(dr・vo)豪華なフュージョン・ミュージシャンの共演です。秋のこの季節につき合っていた恋人とよく聴いていました。恋人は覚えてないでしょうけどね。(笑)彼女には会えない時間を埋めるようによくメールを書いていました。もしかしたらメールを書きながらよく聴いていた曲なのかも知れません。

 素敵な週末が皆さまの元に届きますように ..
 今夜はこの辺で。 
 see you next !!

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2009年10月13日 (火)

孤独が味わい深い秋、深まり .. ガチラジ 123

チーッス !!

 濃淡の色を含んだ大小のちぎれ雲が数え切れないくらい空に浮かんでは消えていくのが、お昼間会社の窓から見えました。今年は寒くなるのが早いです。現在気温は10℃あるかないか、ないかあるか。明日は石北峠で雪マークです。風は北西の風。北風になるにはまだ早い、まだ早い北の街。 North silver station あなたの心にビアン友 シルバでお送りします。

 わぁ-なんだか秋が深まるの、早くないですか。ストーブもチラチラと点火していますが、帰り道は車のヒーター、ホット入れてま-す。ナナカマドの実の赤も鮮やかに深々と降り積もる秋。また1枚、また1枚と木立から枯葉が落ちていきます。皆さま、お風邪などひいてはいませんか。新型インフルエンザが猛威を振るっています。お気をつけくださいね。

 そんな中先日数年ぶりにとある旧友ビアン友とお茶をしてきました。仕事の話、こいばな、昔話。酒もってこ-い(いい意味で)の気分でしたが車だったのでそこそこに帰ってきました。札幌駅前、大通り公園、ススキノとフロントガラス越しに見る街のネオンは雨上がりで空気も澄んでいるせいか妙に美しく見えました。

 セクシャリティを受け止めてこの10年、この景色何十回も運転しながら見てきました。車が街から遠ざかるにつけ、いつも独特の寂しさにおそわれていたことをぼんやりと思い浮かべていました。

 思い浮かべながらあたしは、もう寂しくはありませんでした。その瞬間にあの独特の寂しさから解放されていることに気づきました。なんで?と思いました。

 現在、恋人いない歴2年ほどですが、ならば余計に寂しかろうと考えましたがそんなんでもないみたいです。ススキノから36号線に折れ、車は豊平橋を渡ろうとしています。大雨が降ったあとで豊平川は増水し夜目にも流れが速いのが見えました。なんで?運転しながらまた考え込みました。

 これまで恋しさが寂しさにとって変わるような恋ばかりしていました。あの酸に冒されるような心地には独特のものがありました。魂が躰から離れてしまうような、切なさを伴った甘さと叶うあてのない絶望感が共に奈落の底に落ちていくような感覚を寂しさと感じ、その感覚に酔ってもいました。

 とっておきのお酒を何年も飲み続け、依存症になっていたのかも知れません。禁断症状にも似た寂しさに何年も漬かっていたのかも知れません。

 自分の弱さを誰かのせいにするつもりはありません。あたし自身、弱さはいっぱい持っていたと思いますし、いまもあんまり変わりはないけれど、時間が経過してあの感覚からは随分遠いところにいるような気がします。

 淋しくないとはいわないけれど、若い頃から孤独とはいいお友達でした。そんな関係がこの1年くらいで少しずつ復活してきたのだと思います。

 人は元々孤独な生き物です。そして孤独を味わえる生き物だとあたしは思います。

 な-んて、恋をしたらまた弱っちくなってしまうかも。(笑)

 今夜はこの辺で。 
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2009年10月10日 (土)

ねとらじ North silver station 第3弾 !!

チーッス !!

 リスナーの皆さま、台風は大丈夫でしたか。皆さまのご無事を祈っています。ねとらじ North silver station 第3弾 !! 前回同様お聴き苦しいところ満載ですが ..
よろしかったら下記のアドレスから、どうぞ。やっぱり音量調節上手くいかないです。お手数ですが皆さまのPCでよろしくお願いしま-す。

    http://ginkago.web.fc2.com/contents/gatiraji/gatiraji.html

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2009年10月 4日 (日)

今夜は中秋の名月です ねとらじ第2弾 !!お聴きにいらして- !!

チーッス !!

 気がつけば10月 ..マジですか-。早いですね。今夜は中秋の名月です。皆さまのところはお月様、見えてますか-。ガチンコでラジオ番組を作って早2週間って感じですけど、テイク2が出来ました。前回同様お聴き苦しいところ満載ですが ..
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2009年9月24日 (木)

ガチンコで ラジオ番組 作っちゃいました !! vol.1

こんにちは-。

North silver station  DJシルバです。
あの-、ガチンコでラジオ番組作っちゃいました。

お聴き苦しいところ満載ですが ..
よろしかったら下記のアドレスから、どうぞ。

    http://ginkago.web.fc2.com/contents/gatiraji/gatiraji.html

昨夜完成したところですが、何故かアップロード出来ず、
挫折してこの時間にあげています。

ガチラジというよりはガチガチになっています。(笑)
緊張してかなり暗い声質になっていますが、
病気ではありませんのでユルシテおくれ-。

ではでは。

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2009年9月17日 (木)

年令なんて記事には関係ないんだけどさ ..ガチラジ 122

チーッス !!

 山の上では少しずつ紅葉が始まっています。地上はまだまだ夏景色ですが、よく見ると木々の緑に勢いがありません。森や白樺林がこぢんまりして見えるのは気のせいではないようです。北の街、本格的な秋が訪れようとしています。朝晩に空気がピリッと冷え込む日もあります。現在、気温は15℃。North silver station あなたの心にビアン友 シルバでお送りします。こんな小寒い夜はディープなソウルで暖まっておくんなまし。

 最近アラフィフ(アラウンドフィフティ=50才前後)という言葉を知って正直なところ、喜んでいます。なぜならあたしは自分の年令をアバウトにでも知ってもらった上で番組を聴いてほしいと思っているので。だけどやっぱ50前後と記載するにはちょっぴりだけ抵抗があったわけです。(笑)

 ネットの中ではあえて年令や所在地を明かす必要がないとお考えの人もたくさんいるのでしょう。なんのための匿名性なんだ、と考える人もいるでしょう。

 確かに匿名性があるからこそこうしてネットの中でセクシャリティをオープンに記事を書くことが出来る。同時に、あたしはここや銀の花籠のサイトがビアンとして自分を表現出来る大きな場所と思っているので、少しでも身近に感じてもらえたら、とだいたいの年令や所在地を書くようにしてるんだよね。(独りよがりでもユルシテおくれ-)

 他の人のブログを読む時にあたしは真っ先にプロフィールを探すんだけど、なかなかみつけられない。いやいや、年令なんて記事には関係ないんだけどさ、だいたいの年代を載せて頂けると読む方向性みたいなのがわかりやすくていいんじゃないかな-と思うんだけど、リスナーの皆さまはそういうの気にならないのかしらん。

 っていうか、身近に感じてほしいな-んていっておきながらブログ村でアラフィフってあたしくらいなものだったりして。あら、ちっとも身近じゃないジャン。いやーん。(笑)

 お便り、ご紹介します。道東からKbさんです。
  
   シルバさん、こんにちは。
   以前、おたよりさせていただいたkbです。
   北海道はすっかり秋めいてきましたね。
   私も秋の夕暮れ、あの胸にツーンとくるような
   秋独特のにおいが大好きで、なんともいえない
   切ない気持ちになります。
   ・・・人恋しくなる季節・・・でしょうか!?
   そんななか、米同時多発テロのことをシルバさんの
   番組で読み、また胸が苦しくなりました。
   この夏『ユナイテッド93』という映画をDVDで見ました。
   同時多発テロを描いたものです。
   あまりにリアルで、見終わった後、本当に言葉が
   でませんでした。
   暴力では何も解決できない。
   ただただ苦しみ・悲しみが蓄積されるだけ。
   シルバさんの番組、本当に深いです。
   日々の何気ない幸せを大切にしつつ、
   今後の番組を楽しみにしていますね!
   kb

 暴力では何も解決しない ..本当にそうですね。9.11から8年の歳月を経ても暴力はやむどころかアメリカは兵士の数を増やそうとしてるっていったい?です。秋の夕暮れの美しさを見て切なくなるのと恋をして切なくなる気分ときっと何処かが似てるんでしょうかね。それで人恋しくなったりして。季節の変わり目で風邪などひかないようになさってくださいね。お便り、ありがとうございます。

 これからの季節、空気が乾燥して喉が痛みやすくなります。傷んだ粘膜に入り込むウィルス。新型インフルエンザは予想の1.5倍の感染力で猛威を振るっているそうです。10月がピークらしいので皆さま、お気をつけくださいね。体力が落ちた時や過労、生理前なども要注意だそうです。

 今夜はこの辺で。 
 see you next !!

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2009年9月12日 (土)

アメリカ 9.11  ガチラジ 121

チーッス !!

 秋の夜風は暗闇の向こうから吹いてきて、冷たい指先でさっと頬を撫でてまた暗闇へと帰っていきます。耳を澄ませばコオロギのコロコロコロという音が聞こえてきます。 North silver station あなたの心にビアン友 シルバでお送りします。曲はスティングのフラジャイル。こわれものという意味だそうです。オリジナルは聞き飽きていると思うので今夜はライブ・バージョンでお楽しみください。

 お聴きになられた方も多いと思いますが、お昼間、ゆうさんの押して、押して、押し倒されろ!の生ラジオ、サンデーブランチにてアメリカ9.11をテーマに放送をしていました。9.11の第一報が入った時、高速道路に乗っていた方やTVでドラマを見ていた方などたくさんの方がコメントを寄せていました。

 日本時間、2001年9月11日午後9時46分、ウサマ・ビン・ラーディン首謀によるアルカーイダのテロリスト集団によってハイジャックされた1機目の旅客機がツインタワー北棟に突入爆発炎上。同日午後10時3分に2機目が南棟に撃墜しました。奇しくも1機目のニュースで駆けつけた多くの報道陣が2機目の突入を衝撃的な映像としてリアル・タイムで全世界に放送することになりました。漏れ出した液体燃料が吹き抜けを通って下層階に達し爆発炎上、同日午後10時59分、南棟が崩壊。午後11時28分、北棟も崩壊しました。2つの巨大なビルが一瞬で瓦礫の山となったのです。このアメリカ同時多発テロによる死者は2973人とされています。

 2001年は猛暑でした。9月になっても残暑がひどく、この日もお天気がよかったです。あたしはこの時、長きに渡った結婚生活を捨てビアンになって2年が経っていました。当時の仕事が波に乗っていて社員よりも働き、ジムに通って汗を流し、部屋に帰ってシャワーを浴び、簡単な夕食でビールを一気して、つきあい始めた彼女からの夜電を待ちながら人生が満ち足りていた夜でした。

 いつもより早いタイミングの彼女からのコール音。「TV、つけて 」って尋常じゃない声色と画面に映し出された飛行機が突き刺さったビルディングの無惨な姿。TVは朝まで生中継を続け、あたしは一睡もしないで会社に行きました。

 時を同じくして、スティングはこの日イタリアの大きな自宅に熱心なファンや音楽関係者を招いてコンサートを行う予定でした。楽しい祝宴になる予定でした。けれど世界は一変しました。第一報を聞いて彼はすぐに関係者を集めました。そのコンサートを中止すべきかどうか。結果、演奏するにふさわしい曲を選曲し直し行うことにしました。まずは「フラジャイル」を演奏しよう。

 歌詞は以下の通りです。

  砲弾に飛び散った肉片から流された血潮は
  夕陽に照らされてさび色になって
  明日の雨が洗い流してしまうだろ
  でも僕らの心には、いつまでもとどまる

  たぶん、この最終決定は
  人々の論争を解決するためのものらしいが
  いままでもこれからも暴力は何の解決にもならない
  怒れる星の下で生まれる
  僕らがいかに脆いかがわかっていない

  雨は降り続く
  それはまるで 星が流す涙のようだ
  雨は語り続ける
  僕らがいかに脆いか

 曲を演奏して彼は涙をぬぐっていいました。

 「このライブは楽しいものになるはずだったが、今日の惨劇のせいでそれどころではなくなった。僕自身、怒りと恐怖が入り混じった複雑な心境だ。しかし ..このような暴力的な行為はまったく無意味だ。まったく無駄な行為だ ..この曲を犠牲者に捧げたい ..」

 9.11がこれだけ悲惨なのは衝撃的な映像のせいばかりではありません。その行為が無差別な大量殺人だということです。秋葉原通り魔殺人などもそうですが、なんの理由もなく意味もなく、無関係な他者の悪意(思想・宗教・時にはただ自分が死にたかったという馬鹿らしい動機)によって大切な命がある日突然奪われる。朝、行って来ますと言って出ていったきり戻らない最愛の人。愛してると、ありがとうと、言葉にしないまま今度会った時に伝えようと思っていた人達にもう二度と会うことが出来ないという決定的な事実 ..

 そしてあたし達日本人は1995年3月22日地下鉄サリン事件を経験しています。月曜日平日の朝のラッシュ時に、毒ガスサリンが頭のおかしい新興宗教のテロリストによって地下鉄に散布されました。この事件はテロリストが一般市民を襲った世界初の世界最大の無差別大量殺人でした。死者は12名、5510人の重軽傷者を出しました。 

 それはあたし自身に起きても不思議のないこと、あたしの大切に思っている人達に起こっても不思議のないこと。そしてその圧倒的な暴力に対して抵抗するすべがない。闘うすべがないといことに怒りを、憤りを感じます。毎年毎年9.11に感じます。映像や事件で世界の何処かで毎日人がたくさん亡くなっているけど、そはまるで映画みたいに映し出され他人事のように流されていくけど、あたしは忘れないでいたいと思います。忘れてしまうことも多いけど忘れないようにしようと思います。

 あらら、長くなっちゃった。(笑)ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。誤字脱字はユルシテおくれ-。

 あたしは思うんですけど、かつて手の中にあったささやかだけど幸福な思いが自分の意図しないところで一瞬で消えることって人生の中であると思うのです。闘うすべがない、もしくは精一杯頑張ってみたが駄目だったみたいな ..上手くいえないけど失ってしまって二度と戻らない事柄が世界貿易センタービルの倒壊に重なるところもあるかしらとふっと思いました。

 今夜はこの辺で。 
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2009年9月 7日 (月)

初秋、そして秋の夜長 ..  ガチラジ 120

チーッス !!

 北の街、夏らしい夏がなく、9月に入っても意外に気温は下がらずに、な-んだか季節感がハッキシしないわ-。ひと昔前は一夜を境に夏とか秋を肌で感じることが出来た気がするんだけどね。感受性がみずみずしかったのか、肌が若かったのか。(笑)はたまた温暖化の影響で季節の色彩が損なわれてしまったのか ..肌で感じられない四季の移り変わりは音楽とハートにのせて。ロック史上に残る屈指の名作、71年レッド・ツェッペリンから天国の階段を。切ないジミー・ページのギターと麗しいロバート・プラントのボーカルが初秋を感じさせてくれるでしょう。North silver station あなたの心にビアン友 シルバでお送りします。

 アタクシ、13才で始めたアコスティック・ギターで最初は、井上陽水さんや千春さんなんかをコピーしていました。(ふるっ)それからすぐにエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ページ(世界三大ギタリストと呼ばれています)の世界へ。バンドブームの遙か昔、15才でお年玉15年分をはたいてエレキギターを購入。あのまま練習を続けていれば、今頃は女流ギタリストになっていたかも知れないわ-と、夢のようなたられば話をしてもしょうがないんだけど。(笑)

 ともかく、エレキギターはそのままだと音が小さくてシャカシャカとしか鳴らないわけで。ギター・アンプに繋げて初めてぎゅぃ-んという音が鳴るのです。学生時代、6畳一間の子供部屋でぎゅぃ-んをやったら母親がビックリして2階に駆け上がり「お願いだからやめて」と叫び、父は「ロックは不良の始まりだ」と一喝して、軽-く積み木崩し状態になりました。(それもふるっ ..笑)

 学生時代のギターアンプはお嫁に行く時も持っていったんだけど、離婚した時においきてしまったんですね。今回、打ち込みのシンセ楽器、コルグのシンセ・リズム・マシーンを大人買いしまして。それはこの何年間か彼女も作らず、旅行にも行かずTシャツの1枚も買わないでコツコツ貯めたお金で買ったんですが。(そんなことはいいか)うかつにもPCみたく外付けスピーカーに繋げれば音が鳴ると思い込んでいたら、エレキギターのように単体では音が鳴らないことにあとから気がつきました。(笑)

 それでコルグがアマゾンから届いた翌日に30年以上ぶりにギターアンプを購入。まさかこの年でギターアンプを買う羽目になるとは思ってもみなかったんだけど。近所の古道具屋さんで2000円というリズナーブルな金額にも驚きました。とりあえずシンセと合体させて音が鳴ってよかったです。

 これからの秋の夜長はピコピコと打ち込みをしながら、ブログを書きながら過ごします。あ-、地味だわ-、あ-、ますます恋愛から遠のくじゃん。(笑)皆さまの秋の夜長の過ごし方、よろしかったらお便りを願いします。

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2009年9月 1日 (火)

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2009年8月31日 (月)

素敵な秋のシナリオって? ガチラジ 119

チーッス !!

 日が暮れるのが早くなってきましたね。夕暮れの色も真夏のそれと違ってなんかもの悲しいさが深まっています。子供の頃、夕食の足りない材料に気づいた母が、ちょっとお使いに行ってくれる?それで小銭を握りしめていまどきのコンビニよりもうんと遠い商店へ。西の空は濃い朱赤に染まり、カラスが2羽カァーと鳴いて小さくなっていく。夜の帳がぐんぐんと近づいてくる。見慣れた街並みが急によそよそしくなって。帰り道はわかるんだけど気分はしょんぼりと沈んじゃってる。人間は孤独な生き物だとまだ知らなかった頃。通り過ぎる大人達の影が無表情で一瞬、世界に独りぼっちで立っているような寂寥感に襲われた。早く帰らなくちゃ、1秒でも早く家にたどり着こうと駆け出す時に限ってつまずいて転んじゃう。膝に血を滲ませてながら立ち止まらずに走り続けるちびシルバ。そんな思い出が頭の中を駈けめぐります。 North silver station あなたの心にビアン友 シルバでお送りします。

 お便りご紹介します。AZULさんです。

   こんにちは、シルバさん。
   先日はお返事ありがとうございました。
   さっそく遊びにきちゃいました~。
   今日は晴れていても空気がひゃこくなりましたね....
   なんだか寂しいですね。
   また、遊びに来させていただきま~す。
   AZUL

 AZULさん、お便りありがとうです。ホント空気が変わりましたよね。これからどんどん大気が澄んで空が高くなっていきますね、きっと。またいつでもお越しくださいな。

 や-、明日からもう9月ですね。今年は秋の訪れがきっと早いと思います。皆さまもあたしも素敵な秋になるといいな、と思います。だ・け・ど・素敵な秋ってなんでしょう。(笑)

 恋をして、好きな人と季節の移ろいを見たり感じたりすること?旅の計画を練ってお休みを合わせて旅行に行き、秋の色や匂いを二人で味わって、湯煙の中で心ゆくまで語り合い、夜は互いの気持ちを深め合って。また秋はコンサートも目白押し。大好きなアーティストの演奏を間近で見られるチャンス。やっぱ生演奏の感動はやめられないわ。美術館やギャラリーをめぐるのもいいですね。あの画家の色使いはああだ、こうだとおしゃべり。美味な食材に舌鼓を打ち、夜は指をからめて眠る。お弁当をこさえてちょっとしたドライブもいいですな。互いの好きな曲をランダムに入れたCD。自分の選曲した曲が流れたら何故この曲なのかを解説しながら笑い合い日帰り温泉もいいですね。景色は流れ、次第に秋が深まっていく。

 もし離ればなれの二人なら夜が更けるまで二人の未来を語り合う。二人の未来の為にいまがあるんだと語り合う。一緒に暮らそうっていう場面もいいでしょうね。お部屋探し。二人の家具を持ち寄って暮らし始める。夜はベッドでDVD。もう遅いから寝ましょうよ、明日も仕事は鬼のように大変だけどあなたがいるから頑張れる。あなたとなら悲しみは半分に喜びは二乗に変えることが出来るんだと ..

 ああ、素敵な秋のシナリオです。(素敵なところだけ抽出したシナリオなのでリスキーな部分はカット、カット ..念のため)あれ、恋をする予定のない人、恋が出来ない人には素敵な秋は来ないのかい?ま、そんなこともないですけど恋人がいないあたしにとって未来のパートナーとの素敵な秋のシナリオは永遠の憧れです。はあ ..(笑)

 憧れはその辺においておいて9月は新しいことや、何かに再チャレンジする月と勝手に決めているシルバです。明日からちょっとお休みしていたナイトプールに行こうかと思っています。それからELECTRIBE・MXというダンス・ミュージックを作るDJ・マシーンに挑戦してみようかと思っています。出来たらいいな。

 皆さまの素敵な秋のシナリオ、秋からチャレンジすることなどなど、よろしかったらお聞かせくださいね。

 今夜はこの辺で。 
 see you next !!
 I love music !!

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2009年8月24日 (月)

虚しさと夏への名残惜しさと .. ガチラジ 118

チーッス !!

 お盆、過ぎれば秋の風。皆さま、いかがお過ごしですか。北の街、今年はいつにもまして夏があったのかしらと思うような夏でした。30度を超えた日っていったい何日あったのでしょうか。扇風機の活躍さえ一度もなかったのですから。日照不足により北日本のお米・農作物はかなりダメージを受けているようです。物価の高騰、原油高 ..先が思いやられます。政権が変わったからといって世の中は変わらないとは思いますけど、同じ党がやっても同じこと。ならば違う党にやらせるしかないと思い、選挙にはいくつもりのシルバです。(なんのこっちゃ ..) North silver station あなたの心にビアン友 シルバでお送りします。曲は79年、ドナ・サマーからオン・ザ・レディオです。レディオはいつもあなたの味方です。 

 時々、人生に虚しさを感じるのは、あたしだけではないとは思うんです。感じる虚しさの種類は人それぞれでしょうけど。ま、いまが充実していないから余計に感じるってこともあるんでしょう。仕事が7、8月と繁忙期で忙しかったんですが、お盆明けから平常に戻り、自分なりに頑張って乗り切ったな、な-んて思いつつ、時間的にも精神的にもちょっとだけ時間に余裕が出始めたこの頃。見方を変えると暇な時間がこうしてふいに夜訪れる時に、どっと虚しさって奴に襲われちゃうんですよね。

 季節の変わり目っていうのもあるかしらね。夏への名残惜しさ。とりたてて楽しい出来事なんかもなかったけれど、友人のPCのメンテナンスでちょっと遠出をして茜色の夕日に向かって車を飛ばし、好きな音楽をフルボリュームで流し、窓を全開にして真夏の暑さを一瞬感じたドライブ。ドライブってホント好きだわ-。その帰り道、夜も遅くなって国道はガラガラ。怖いくらいにスピードを出しながら(っていても80キロくらいよ)携帯のアドレスをめくっていく。このまま真っ直ぐ家には帰りたくない。誰かこの気持ちにつき合ってくれる人はいないかしらとスクロール。たくさんの過去の知り合い達の名前。あらん、リアル友一人もいないジャン、な-んて思いながら携帯を閉じて更にアクセルを踏む。ああ、虚しさってホントいやだわ-。(笑)

 何年か前まではこうした思いにとらわれると敢えてその思いを突き詰めようとしたりしていました。思いは寂しさだったり、切なさだったり、葛藤だったり、焦燥感だったり ..時々にいろいろでした。突き詰めていくと自分のセクシャリティにも微妙に絡んでる気がしたりしてね-。

 けど、それをやってしまうとホントに草臥れちゃってボロボロになったりもしてたから、最近はあまりしなくなりました。(笑)ま、この虚しさってのも含めて何もかも解決策は、充実感を感じられる何かをみつけて自分を忙しくすればいいんだと思います。それが出来たら苦労はいらぬ、ってことになるけど、苦労もしないで楽しい自分に出会えるわけがないんだから仕方がないですね .. 

 さーて、8月も残りわずか。窓の外では秋虫のお声が 。9月からまた頑張りますか。お便りご紹介します。akiさん、遅くなっちゃってごめんね。

   シルバさんこんにちは。

   「プラトーン」のクラブ・リミックス聞きました。
   ぎゃはは、アダージョがあんな風になるなんてー。
   ちなみに、この曲は合唱バージョンもありますよ。
   タイトルは"Agnus Dei"(神の子羊)です。

   リクエストしたいですが、私は洋楽を聴くのは
   好きだけど、あまりタイトル知らないのですよ。
   知らないなりに……、
   Janis Ianの"Will you dance?"をリクエストします。
   最近、アンジェラ・アキがカバーしていました。
   歌詞は複雑ですが、何となく明るい希望を感じさせます。
   この先の見えない時代、持つべきものは
   希望なのかなと。

   Janis Ianもレズビアンだそうですね。
   別にビアンだからこの曲が好きになったわけでは
   ないのですが。

   では。またお便りしますね。

   aki

 おお!ナイスソングと思ったら曲にガードがかけられていてアップ出来ず。素敵な曲だからくやし-です。akiさん、ごめんよ-。というわけでこちらをご用意しました。我慢してちょ。75年、ジャニス・イアンのAt Seventeen。ちなみに彼女03年に14年連れ添ったパートナーと同性婚が認められたカナダのトロントで挙式を行ったそうです。どうぞ、お幸せに !! 

 今夜はジャニス・イアンでお別れです。 
 see you next !!

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2009年8月15日 (土)

終戦記念日と花火大会 .. ガチラジ 117

チーッス !!

 21時を回ったところでようやく近所の大盆踊り大会も終了したみたいです。盆踊りの太鼓やリズムは洋楽好きのアタクシとて日本人のDNAには逆らえず、いくらはらってもぬぐえやしません。(ハア コリャ コリャサー)北海盆唄はこんな感じです。ハアー 北海名物 (ハア ドウシタ ドウシタ)数々 コリャ あれどヨー(ハア ソレカラ ドウシタ)おらがナー おらが国さの コーリャ ソレサナー 盆踊りヨー 。これ、三日もつづくのかい。North silver station あなたの心にビアン友 シルバでお送りします。今夜は終戦記念日と題しましてお話をしたいと思います。曲は気分を持ち直してシビアに75年、大好きなピンクフロイドから「狂ったダイヤモンド」でスタートです。        

 64年前の今日、正午にラジオから流れた、当時恐れ多くも天皇陛下の5分間の肉声。のちに「玉音放送」と呼ばれるものです。それはヒロシマ・ナガサキに原爆が投下されてから10日目のことでした。よくテレビなどで引用される部分は「堪へ難きを堪へ、忍ひ難きを忍ひ ..」あとの難しい言い回しはよく意味が分かりませんでしたし、アタクシよく聞いてもいませんでした。(笑)

あらためて読んでみるのもいいかなと、口語訳をご紹介させていただきます。(ウィキより引用)

  『 私は、深く世界の大勢と日本国の現状とを振返り、非常の措置をもって時局を収拾しようと思い、ここに忠実かつ善良なあなたがた国民に申し伝える。

  私は、日本国政府から米、英、中、ソの四国に対して、それらの共同宣言(ポツダム宣言)を受諾することを通告するよう下命した。

  そもそも日本国民の平穏無事を図って世界繁栄の喜びを共有することは、代々天皇が伝えてきた理念であり、私が常々大切にしてきたことである。

  先に米英二国に対して宣戦した理由も、本来日本の自立と東アジア諸国の安定とを望み願う思いから出たものであり、他国の主権を排除して領土を侵すようなことは、もとから私の望むところではない。

 ところが交戦はもう四年を経て、我が陸海将兵の勇敢な戦いも、我が多くの公職者の奮励努力も、我が一億国民の無私の尽力も、それぞれ最善を尽くしたにもかかわらず、戦局は必ずしも好転していないし、世界の大勢もまた我国に有利をもたらしていない。

  それどころか、敵は新たに残虐な爆弾(原爆)を使用して、しきりに無実の人々までをも殺傷しており、惨澹たる被害がどこまで及ぶのか全く予測できないまでに至った。

  なのにまだ戦争を継続するならば、ついには我が民族の滅亡を招くだけでなく、ひいては人類の文明をも破滅しかねないであろう。

 このようなことでは、私は一体どうやって多くの愛すべき国民を守り、代々の天皇の御霊に謝罪したら良いというのか。これこそが、私が日本国政府に対し共同宣言を受諾(無条件降伏)するよう下命するに至った理由なのである。

 私は、日本と共に終始東アジア諸国の解放に協力してくれた同盟諸国に対しては遺憾の意を表せざるを得ない。

  日本国民であって前線で戦死した者、公務にて殉職した者、戦災に倒れた者、さらにはその遺族の気持ちに想いを寄せると、我が身を引き裂かれる思いである。また戦傷を負ったり、災禍を被って家財職業を失った人々の再起については、私が深く心を痛めているところである。

 考えれば、今後日本国の受けるべき苦難はきっと並大抵のことではなかろう。あなたがた国民の本心も私はよく理解している。しかしながら、私は時の巡り合せに逆らわず、堪えがたくまた忍びがたい思いを乗り越えて、未来永劫のために平和な世界を切り開こうと思うのである。

 ぜひとも国を挙げて一家の子孫にまで語り伝え、誇るべき自国の不滅を確信し、責任は重くかつ復興への道のりは遠いことを覚悟し、総力を将来の建設に傾け、正しい道を常に忘れずその心を堅持し、誓って国のあるべき姿の真髄を発揚し、世界の流れに遅れを取らぬよう決意しなければならない。

 あなたがた国民は、これら私の意をよく理解して行動してください。』

 断腸の思いで語られたであろう言葉。皇室内に設けられた小さなスタジオで天皇陛下はひとりでこれを読み上げたそうなんだけど、関係者の話によると陛下の肩はずっと細かく震えていたそうです。

 「無条件降伏」と呼ばれる終戦の最悪の形と結果。国民並び兵士達の、なら自決をという日本人の誇りとそれが叶わぬ屈辱的な思いと恥の概念。圧倒的な敗北感と脱力感。戦地から無事に帰ってきた数少ない兵隊さんの心は晴れることなくその後64年間、閉ざされ、罪の意識に囚われたそうです。

 最後の戦争(太平洋戦争)での犠牲者の数はわずか4年間で軍人が230万人、一般国民が80万人、計310万人だそうです。この人数を比較するものがないけれど札幌の人口は180万人という風に考えるととてつもないと思います。

 この放送をあたしの父は11才で海岸に上がった昆布を大人達に混じって岸辺に広げる作業をしている時に聞いたそうです。照りつける夏の日射しの中、周りの大人達は泣き崩れ、なんとなくこれで戦争が終わったんだと思ったそうです。

 同時刻、母は9才で樺太はサハリンの自宅で家族と聞いたそうです。亡くなった祖母が声を上げて泣き、年かさの兄妹達も泣いていたそうです。母もやはりピンとはこなくて、でも戦争が終わったことだけはわかったそうです。

 まだ絵本などもそんなになかったアタクシのご幼少時代、母は「桃太郎」や「鶴の恩返し」などの民話に混ぜて戦中戦後の話を寝物語で語ってくれました。

 夢うつつで聞いたそれらの話。終戦から数日経ったある日、樺太からの引き揚げ船の甲板は人で溢れていたそうです。中でも裕福な人達は船内へ、貧しい者達が甲板にギュウギュウ押し込められたこと。何艘もの引き揚げ船がロシアの大艦に沈没させられたこと。甲板の人達の方が多く助かり生き残ったこと。自分達の船もいずれ沈むと祖母が子供8人を着物の紐でくくり、その紐の色が場違いなほど綺麗だったこと。周りの家族が撃沈の恐怖に絶えられず次々に海に身を投げて、祖母も子供達を鷲づかみにして飛び込もうとしたその時、長女が死ぬるならいつでも出来ると止めたこと。母を可愛がっていた独り暮らしの近所のオジサン(胸を患って徴兵されなかった人)がアオという馬を飼っていて、海岸で「ロスケ(現在のロシア人のこと)に捕まるなよ-」といって馬のお尻を思い切り叩いたこと。船が岸を離れるとそのアオがどこまでもサハリンの海岸を追ってきたこと。オジサンは泣きながら何度もアオと叫んだこと。そのオジサンの膝にしがみついて「オッチャ-ン」と泣きながら呼んだ幼い母のこと。

 結局、母達が乗った船は被弾しながらもなんとか留萌港にたどり着き、終戦のあとの飢餓の方が恐ろしかったことなどを聞いて育ったわけです。

 前々回の番組でもお話しましたが、ヒロシマ・ナガサキの原子爆弾投下、さかのぼって1944年の東京大空襲では死亡・行方不明者は10万人以上と言われています。わずか一回の空襲で東京市街地の東半分、実に東京35区の3分の1以上の面積(約41km²)が焼夷弾によって焼失しました。そして向かえる終戦記念日。戦争で日本もたくさん他国の人を殺しました。年に一度のこの季節、世界の平和を祈ると共に自分達の国の未来を、日本人の心を、誇りのことをあたしは考えるようにしています。長くなってすみませ-ん。

 戦没者の方々に心より哀悼の意を表します ..

 今夜はこの辺で。 
 see you next !!

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2009年8月11日 (火)

光りと影と栄光と ..  ガチラジ 116

チーッス !!

 地震、水の災害など皆さま、ご無事ですか-。今日の札幌は30度まで気温が上がりました。このところ不生育だった北の大地のお野菜達もぐんぐん伸びるといいですね。太陽が照りつけると影の色が濃くなります。お昼間、あたしの影も真っ黒くアスファルトに姿を見せて生き生きと動いていました。あたしが走ると影もピッタリとくっついて走ります。光りと影は表裏一体です。光りなくして影はなく、影なくして光りなし。 North silver station あなたの心にビアン友 シルバでお送りします。曲は前回おかけした「プラトーン」のクラブ・リミックスです。

 80年代は洋楽のどのジャンルをとっても優れた楽曲が後にも先にも多出された年でした。現在、カバー・リメイク・リミックスと多くの若い世代が繰り返し素敵な曲達を趣向を変えながらも語り継いでいます。この様に曲も原爆も戦争も語り継がなければ意味がない。意味がないということはとても残念なこと。たとえ無力であってもせめて、語り継ごうと思うわけです。

 お便りご紹介します。道東から kb さんからです。
   
   こんばんは!&初めまして!
   シルバさんのブログ、同じ北海道在住なことと
   音楽のセンス、ビアンのお話etc.が好きで
   時々のぞいてました。
   初めてコメント書きます。

   申し遅れましたが、道東在住のkbです。

   今日の内容に心打たれました。
   広島・長崎を訪れた際、原爆資料館に行きました。
   広島は中2、長崎は26歳の時。
   どちらも、胸が締め付けられるくらい
   苦しくて悲しくてどうしようもない気持ちに
   襲われたことを思い出します。
   平和ボケになりつつある今日。
   シルバさんの秀逸な音楽と内容に
   改めて、今の社会・自分自身を考えさせられました。

   これからも楽しみにしています。
   それでは!

 kbさん、お便りありがとうです。中2での原爆ドームはきつかったろうと思います。26才の長崎も強烈だったことでしょう。あたしは25才くらいの時に「はだしのゲン」をアニメ映画で見てからはドキュメンタリーなどをなるべく見るようにしています。何故かどうしても見てしまうのです。真実が知りたい、唯一の被爆国ということを忘れたくないから ..いろいろな思いがあるんですが、核反対という前に核がどういったものか、どうして使われてしまったのかなどがとても気になるんですよね。

 もうひとかたお便りご紹介します。滋賀から aki さんです。

   シルバさん、はじめまして。
   私の好きなバーバーの曲と、
   真摯に平和を祈るシルバさんの文章に心動かされました。
   これからも楽しみにしています。
   遠く滋賀からエールを送りたいと思います。

 akiさん、お便りありがとうです。大好きなバーバーの曲をこんな形で流してしまってゴメンね。あたしは好きなジャズのスタンダードなどを簡単にカバーされたり、リメイクされたりするのをあまりよしとしてなくて。せっかくのオリジナルが ..と以前は思っていたのですが、最近はそうでもしなければ素敵な曲達は残らない。しかしそうまでしても素敵な曲は残るのねと楽しんで聴けるようになりました。お気に召すといいな。

 というわけで North silver station 夜になっても暑さがひかない北の街です。こんな蒸し暑い夜は今年初めてかも。話を思い切り影に戻すけれど。(笑)

 村上春樹さんの85年、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」で、主人公は世界の終わりに留まる決意を自分の影に告げます。影は主人公から離れてラストは現実の世界へと逃亡します。

 別れ際に影が主人公にいった言葉。
「しかしそこは少なくても僕達の生きる世界だ。良いものもあれば、悪いものもある。良くも悪くもないのもある。僕達はそこで生き、そこで死ぬんだ。君が死ねば僕も消える。それが一番自然なことなんだ」

 時々、影を持たない人間がいて、影をなくしてしまった人間はそう長くは生きられないのだそうです。あたしの影はアスファルトの上でピョンピョン跳ねていましたからしばらくは大丈夫そうです。(笑)

 今夜はこの辺で。 
 see you next !!
 あっ、忘れるところでした。8月15日の終戦記念日にここで花見大会を行いますのでリスナーの皆さま、是非ご参加ください。お待ちしていま-す。

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2009年8月 9日 (日)

ヒロシマ・ナガサキ .. ガチラジ 115

チーッス !!

 リスナーの皆さま、生きていますか-。夏バテは大丈夫ですか-。札幌は申し訳がないくらい肌に心地のいい風が吹いています。涼しくってごめんよ-。現在午後3時。刷毛でひいたような薄い雲が青空を広く横断しています。 North silver station あなたの心にビアン友 シルバでお送りします。今日はヒロシマ・ナガサキに原爆が投下されてから64年が経ったことをお伝えします。曲は87年、オリバーストーン監督の「プラトーン」のサウンドトラックからです。

  第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、アメリカにより原子爆弾投下。これは実戦で使われた世界最初の核兵器です。この一発の兵器により当時の広島市の人口35万人(推定)のうち約14万人が死亡しました。同年、8月9日午前11時02分、アメリカ軍が二発目の原子爆弾投下。当時の長崎市の人口24万人(推定)のうち約7万4千人が死亡、建物の約36%が全焼または全半壊しました。(ウィキより)

 核の恐ろしいところは悲劇はそこで留まらないところです。放射能には残留性があって約1年は土や建物や空気中に残り、人体の遺伝子を破壊し、白血病や癌などを引き起こします。焼け野原で必死に復興しようとした人々は死の灰や放射能のことを知るすべもなくバタバタと倒れていきました。いわゆる「二次被爆」といわれるもので、その数も合わせると被爆者達の数は30万人をも越えるといわれています。

 投下から64年経ったいまでも「被爆三世」と呼ばれる孫達は、被曝による知的障害、身体障害、奇形児の発生率が高くなり、遺伝的な健康障害が現れやすいといわれています。

 広島で毎年行われる平和記念式典のニュース。今年も原爆が投下された午前8時15分に厳かに平和の鐘が鳴り響きました。その後、鐘の音が消えゆく1分間、ヒロシマの全市民は会場は元より家庭や職場から黙祷を捧げるのだそうです。原爆死没者の死を悼み、核兵器廃絶と世界平和を心から願うのだそうです。

 あたしも毎年この時期、心から世界平和を願います。普段何かを願うという行為は自分の幸せのみについやされます。自分の幸せを願い、自分の身近な人達の幸せだけを願い ..ある意味身勝手な人間。だからこそ年に1度くらいは世界の平和を願うことが大切だと思っています。

 戦争を知らない世代だからといって64年前に起きた戦争の史実はなくなりません。いまも地球の何処かで戦争の犠牲により血が流されていることを忘れてはいけないと思っています。

 オバマ大統領の影響力で世界はいっけん、軍縮の方向を向いたかのようにも見受けられます。背景には北朝鮮を始めとする政治の駆け引きなどもあるでしょうが、世界中の人々が平和を願い、平和を祈る気持ちに変わりはないのだと思います。

 その流れで世界の各首脳が保有している核弾頭の数を減らすと述べています。が、唯一の被爆国である日本。その後、核実験の犠牲になった(アメリカ・ネバダ州での925回の核実験、カザフスタン・セミパラチンスクでの456回の核実験、南太平洋で行われた200回の核実験など)国々の人々。あたし達は核弾頭の数以前に廃絶を。この世にひとつの核があってはならないと強く訴えなければいけないのだと思います。

 核の保有が戦争の抑制力になっているという錯覚。核の保有が外交カードの1枚になっている事実。貧しい国の貧弱な戦闘力を核弾頭が補っているという悲惨さ。あたしはいったい何が出来るのだろう。

 現在も尚、世界には2万発以上の核弾頭が存在しているそうです ..

 原爆死没者の方々のご冥福を謹んでお祈りすると共に、個人的にですが、先日なくなられた大好きだった女優 大原麗子さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
 

 今夜はこの辺で。 
 see you next !!

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